クリニックからのお知らせ

■★腹部超音波検査★
・腹部超音波検査のなかでもBモードエコーは腹部症状を訴える患者に
侵襲なく検査を行うことができ、症状の原因検索の概要がベッドサイドで
可能となり、次に行うべき検査の把握が可能となる。腹部領域(肝、胆、
膵、消化管など)の疾患の有無を拾い上げることが可能である。

・適応
腹部症状(嘔吐、腹痛、下痢、背部痛など)を訴える患者。
スクリーニング希望者。
肝、胆、膵、賢、脾病変のある患者のスクリーニングとフォローアップ。
慢性肝炎、肝硬変などの肝癌ハイリスク患者。

・禁忌
暗所恐怖症、閉所恐怖症の患者を除き、大きな禁忌症例はない。

カラードプラエコーは、Bモード画像による診断法のみでは知りえない
血流情報を測定できる。
診断病名だけでなく、付加的な病態の変化をとらえることが可能である。
血管病変や血行動態異常を非侵略的に確定診断できる。

・適応
肝腫瘍、胆嚢、病変、膵臓病変がBモードエコーで認められた場合に、
血流情報を得て、鑑別の一助とする場合や、他臓器、血管への浸潤の有無を
みる場合などである。Bモードエコー所見で、肝内血管の拡張や、血管内部に
充実性エコー、肝外門脈の拡張、蛇行、肝左葉後方、脾門部の蛇行する管状
構造を認めた場合などがある。
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