クリニックからのお知らせ

■★肝臓がん★
肝臓自体から発生する原発性肝臓がんと、ほかの場所にできたがんが
肝臓に転移してきた転移性肝臓がんに分類できます。原発性肝臓がんは、
肝臓の細胞から発生する肝臓がんと、肝臓で作られた胆汁を十二指腸に
運ぶ胆管の細胞から発生する胆管細胞がんの2種類があります。原発性
肝臓がんは、肝細胞がんが大部分を占めており、肝臓がんといえば通常は
肝細胞がんのことを指します。肝細胞がん発生原因の90パーセントは、
肝炎ウイルスの感染の結果によるものです。肝炎ウイルスの中でもB型、
C型肝炎の患者が慢性期から肝硬変に移行し、肝臓がんを発生する確立が
高くなっています。肝臓がんの初期では症状はほとんどありません。
慢性肝炎や肝硬変によって引き起こされると食欲不振、全身倦怠感、腹部膨満
感、便秘・下痢など便通異常、尿の色が濃くなる、黄疸、吐下血、突然の腹痛、
貧血症状(めまい・冷や汗・脱力感・頻脈など)の症状が出ます。

・検査
腫瘍マーカー
超音波検査・CT検査
組織検査

・治療
肝切除術
エタノール注入療法(PEIT)
ラジオ波やマイクロ波による凝固療法
肝動脈閉塞術(TAE)

肝臓がんの治療は、早期発見・早期治療が大切です。そのため、
ウイルス性肝炎にかかったことにある人や、肝硬変の診断を受けている人は、
定期的に腫瘍マーカーや超音波などの検査を受ける必要があります。

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