クリニックからのお知らせ

■★血圧とは★
血圧とは、心臓という強力なポンプが送り出した血液が、血管を押す力のことで
心臓が収縮し一気に血液を送り出した瞬間に最高値を示します。これが収縮期血圧です。
心臓が次に送り出す血液を留めているときの血圧が拡張期血圧(最低血圧)で、血管の硬さ
(弾力性のなさ)を反映すると考えられています。血圧はこの上下の2つの値で示されます。
この値が常に高い状態が続くと血管壁が傷つき動脈硬化が進みます。日本高血圧学会
「高血圧治療ガイドライン2014」では持続する高血圧は正常血圧の場合に比較して脳卒中
や心筋梗塞のリスクが2倍になるとしています。高血圧でなくても、血圧を診察室で測ると、
緊張して高い血圧値になることが多くみられます。このように一時的に血圧が上がる現象を
白衣高血圧とと呼びます。したがって、診察室で随時に測る血圧測定では、高血圧の人を見逃す
おそれがあります。「高血圧治療ガイドライン2014」では、毎日複数回測ることのできる家庭血圧
を重視しています。そして、診察室血圧140/90mmHg以上、家庭血圧135/85mmHgを
高血圧としています。血圧は、さまざまな条件で変動しますので、毎日家庭で測定して、数値の変化に
注意することが大切です。

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