クリニックからのお知らせ

■★くすりを正しく使うために★
病院で処方されたくすりを使っている場合、仮に症状が軽くなっても、
勝手にやめてはいけません。急にくすりをやめると、リバウンド現象といって、
反動からかえって症状が悪化し、危険なことになることがあるからです。
高血圧の患者さんの場合、高圧薬などの服用で血圧が下がり、症状が安定して
きたからといって、勝手に服用をやめてしまうと、血圧が反動的に上昇してしまい、
脳出血を引き起こしかねません。潰瘍の患者さんの場合は、痛みが治まったからと
いってそこで服用をやめてしまうと、まだ治りきってない潰瘍部分から出血する
ことがあります。抗菌薬を服用すると、細菌が死滅したり、弱ったりしてその数が
減り、つい治ったように重いがちですが、服用をやめると、そこで生き残っていた
細菌が再び増えはじめ、以前より一層重い症状になることがあります。アレルギー性
皮膚疾患などでステロイド系のくすりを使用している場合は、症状が治まったから
といって使用をやめると、かえって症状が悪化することがあります。自分の都合で
くすりの使用をやめることは、治療の妨げとなり、病気をさらに悪化させることにも
なります。少しでも早く、もとの健康状態に戻るためにも、医師から受けた指示を
きちんと守り、くすりを正しく服用することが大切です。
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