クリニックからのお知らせ

■尿検査はあなたの健康のバロメーター?
腎臓の動きを調べるには?
腎機能低下は、尿検査によるタンパク尿の有無、血液検査による血清クレアチニン値
などにより判定されます。また慢性腎臓病の進行度は、GFR(糸球体濾過量)によって判断します。
GFRは性別、年齢、血清クレアチニン値から計算することができます。

*クレアチニン値をチェックしましょう
血清クレアチニンとは、腎臓から尿に排泄される代表的な老廃物で、
腎機能が低下するにつれ血液中に増えてきます。クレアチニンそのものは有害ではありませんが、
その濃度は腎機能の健常度を表す目安になります。血清クレアチニンは血液検で調べることができます。
*タンパク尿の有無もチェックしましょう
腎臓尿の場合、尿に最も早く異常が出ます。中でもタンパク尿が最も重要なサインです。
タンパク尿は、多くの場合、血液中を流れるタンパク質の一部が糸球体で濾過される際に
漏れ出てしまうことから発生します。
つまりタンパク尿があれば、糸球体の病気が存在すると考えることができます。

早期発見の重要性重要性とは?

*タンパク尿が早期発見のサイン
ほとんどの腎障害には自覚症状がないので、検尿で異常を指摘されても、
そのまま放置されがちです。高度に腎機能が悪くなっていても、足が少しむくんだり、
体がだるかったりする程度の症状であるため、大したことはないと考える人もいます。
しかしそのまま病気が進行すると、腎不全に陥って人工透析や腎移植に頼らなくてはならなくなります。
タンパク尿がみつかった時点で、専門医に相談し治療を受けることがなにより大切です。
腎障害の治療は高血圧の治療と密接に関係しています。また、腎障害早期の段階から、
心血管疾患(心筋梗塞や狭心症など)の大きな危険因子といわれていますので、
できるだけ早期にに発見し、その進展を抑える治療が必要となってきます。
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