クリニックからのお知らせ

■★痔核★

痔核とは肛門管の静脈還流のうっ滞が原因である。anal cushionとして
便の漏出を阻止している肛門管静脈叢の弁の破壊により、この病態に陥る
と考えられている。日本では正確な発生頻度は不明である。分類には
Goligher分類が広く用いられる。指診と肛門管に痔核を確認する。
バリウム注腸造影や内視鏡を用いて大腸がん、特に直腸がんとの鑑別は必ず行う。
原則的にGoligher分類の1,2度は内科的に軟膏や坐薬による保存的治療を行う。
3,4度は手術適応である。なお2度では症状に合わせ外科適応とする場合もある。
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