クリニックからのお知らせ

■ ★Cronkhite-Canada症候群★

Cronkhite-Canada症候群は、蛋白漏出性胃腸症による低栄養状態と、皮膚色素沈着、
爪の萎縮、脱毛などの徴候を伴う非遺伝性疾患で、病因は不明である。若年性ポリープに
類似した、襄胞状の腺管拡張を特徴とする隆起が、胃、小腸、大腸、まれに食道に発生する。
消化管(大腸、胃)には腺腫や癌の合併も認められる。治療は癌合併例を除いて保存的に行う。
薬物療法では副腎皮質ホルモンが奏効する場合がある。最近は、栄養改善の目的で完全静脈栄養法
や成分栄養法が行われ、予後は比較的良好である。
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