クリニックからのお知らせ

■★食道癌★
・食道癌のなかには、わが国では扁平上皮癌が95%以上を占め、腺癌は3〜4%であるが、欧米では
40%〜50%を腺癌が占めている。
・2002年のわが国での食道癌死亡総数は10720人で、男女比は5:1であった。
・喫煙と飲酒が食道癌の発癌と強く関連することが知られている。
・ニトロ化合物を含む肉や魚のこげ、ワラビなどの山菜、古漬などのカビ、食品添加物
(防腐剤、色素剤)、排気ガス、放射線などもリスクファクターとされている。
・経済状態が悪く、栄養状態の不良な場合に発生しやすい。
・食道癌が発生しやすい前癌病変として、異形成(dysplasia)、腐食性食道炎、食道アカラシア、
Barrettなどが挙げられる。
・胸部中部食道(Mt)に好発し、次いで胸部下部食道(Lt)に多い。

診断には、X線造影、内視鏡、CT、EUSなどがある。
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