クリニックからのお知らせ

■★食中毒★
食品や水の媒介により起こる中毒症を指す。伝染病の激減に反し、
食中毒は横ばいで約3〜4万人/年の発生がみられる。
1996年に腸管出血性大腸菌0-157、2000年に加工乳の
黄色ブドウ球菌汚染による集団食中毒が発生した。病因物質では細菌が80%を
占め、Salmonella属菌、腸炎ビブリオ、Campylobacterが全体の60%以上を占める。
また、小型球形ウイルスの増加もみられる。腹痛、嘔吐の頻度は腸炎ビブリオで高く、
発熱や便回数はSalmonella属で最も多く、Campylobacterで血便の頻度が高い。
細菌性食中毒による死亡者は、腸管出血性大腸炎やSalmonella属などで年間3〜4人
出ている。
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