クリニックからのお知らせ

■口内炎ついて
口内炎は、日常よく見られる口の中のトラブルで、
誰でも一度や二度はできたことがあると思います。
最も多いのは「アフタ性口内炎」と呼ばれるものです。
アフタは直径一?以下の楕円系の浅い潰瘍です。
また、よく再発を繰り返すアフタを再発生アフタといいます。
口内炎の症状の中心は痛みです。粘膜の表面が欠けて、炎症を起こしているために、
飲食物の刺激が舌やちょっと触れただけでも鋭く痛みます。

確たる原因は不明ですが要因は様々です

アフタ性口内炎の原因は明らかではありませんが、その要因として、
食物アレルギーや偏食などに伴う栄養バランスの崩れ、
ビタミンや鉄分の不足、ストレスや疲労、不規則な生活による抵抗力・免疫力の低下、
遺伝的要因などのほか、若い女性ではホルモンバランスの乱れとも言われています。

また、歯のかみ合わせ、不適切な歯磨き、歯の詰め物やかぶせ物、お年寄りでは
義歯が当たるなど、口の中の粘膜に対する物理的な刺激もその要因として考えられています。
その他ヘルペストウィルスなどのウィルスや細菌、真菌(カビ)などの感染がかかわっていることも。

さらに目や皮膚、消化器の症状を伴うベーチェット病、自己免疫疾患の全身性エリテマトーデス
病や潰瘍性台長炎などの消化器の病気、皮膚疾患の天疱瘡など、他の病気の症状として
口内炎を繰り返していることもありますが、頻度的にはそれほど多くなく、過剰に心配する必要はありません。

通常1〜2週で治る心配のない病気です

アフタ性口内炎は、基本的に心配のない病気です。
徐々に痛みが取れて、1〜2週間で自然に治れば、まず重大な病気の心配はありません。
一般的な受診のタイミングとしては一週間を目安にするとよいでしょう。
それまでに症状がやわらいでくれば、そのまま経過をみてもよいでしょう。
なかなかよくならず、食事や仕事、日常生活に支障が出ているようならお医者さんに相談しましょう

耳鼻咽喉科が診ることが多い疾患ではありますが、皮膚科、歯科そして内科でも治療は可能です。
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