クリニックからのお知らせ

■病院や医院で処方してもらうくすりと、薬局・薬店で 自分で買えるくすりでは、違いがあります。
医療用医薬品と一般用医薬品では、どこが違うのでしょうか。医療用医薬品の
第一の目的は、病気に有効であること、つまりよく効くことです。
そのため、使われる有効成分の種類も多く、効き目を強くして
あります。副作用があることを承知の上で、あえて効き目を優先
させるものもあります。また、さまざまな病気や症状の治療に対応
できるよう、非常に多くのくすりがあるので、医師がそれぞれの
患者さんの症状に合わせて、くすりを選ぶことができます。
一方の一般用医薬品の場合は、第一に安全性が重視されています。
お年寄りから子供まで、あるいは大柄な人から小柄な人まで、
どういう人が使用するかわからないので、安全であることが最優先
されます。そのため、くすりの有効成分の含有量は、医療用医薬品に
比べると少なめになっているものが多く、病気の初期や軽症の段階で
使用するようにつくられています。また、患者さん自身や家族の方が
病気の症状を判断する場合が多いので、一般用の医薬品はあらかじめ
できるだけ多くの症状に対応できるようにつくられているものが
多くなっています。最近では、自分自身に責任を持ち、軽度な体の不調は
自分で手当てするという考え方から、医療用医薬品のうち十分に安全性と
使用実績が確認されているものを、一般用医薬品に転用して販売される
ようになりました。これを一般にスイッチOTCといいます。
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