クリニックからのお知らせ

■★潰瘍性大腸炎★
潰瘍性大腸炎(ulcerative colitis;UC)は主として粘膜を侵し、
しばしばびらんや潰瘍を形成する大腸のびまん性非特異的炎症である。
いまだ病因は不明であるが、遺伝的因子と環境因子が絡み合って、免疫担当
細胞を中心とした腸局所での過剰な免疫応答を引き起こしていることが、
発症と炎症の持続に関与していると考えられている。発症年齢は15〜30歳と
若年層に多くみられる。50〜70歳に小さいが第二の発症のピークがある。
男女差は明確ではない。

・診断のポイント
慢性の粘血便を主訴とし、内視鏡検査あるいは注腸X線検査で潰瘍性大腸炎の
特徴的な所見を認め、類縁疾患が除外できれば確診としてよい。
下部消化管内視鏡検査は、罹患範囲および重症度を決定し、治療法を選択するため
必須である。
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