クリニックからのお知らせ

■★直腸脱★

・直腸脱は、直腸壁の全層が肛門より反転脱出する疾患である。
・直腸・肛門疾患の0.2〜0.5%を占め、肥満多産歴の高齢女性に
多いといわれている。繰り返す便秘のため、排便時に過度の怒責の
習慣があり、骨盤底筋群・肛門括約筋の弛緩した患者にみられる。
診断のポイント
・安静時に直腸脱を観察することは困難なことが多いが、左側臥位
で怒責させると直腸壁が反転脱出してくるのを確認できる。
・鑑別すべき疾患としては、脱肛といわれている直腸下部の粘膜のみが
脱出する粘膜脱である。
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