クリニックからのお知らせ

■防ごう夏風邪
今夏、酷暑の中で風邪をひき、つらい思いをする人が増える傾向もある。
うがいや手洗い、こまめな水分補給などに気を使えば、夏風邪はある程度防げる。
暑い夏を健康に乗り切る秘訣を探る。
夏風邪の症状は体温が37度5分程度の微熱や頭痛、のどの痛み、だるさなどが中心。
冬の風邪に比べ、下痢や腹痛などの消化器系の症状が出ることが多い。
症状はいずれも穏やかだが、2週間程度続くこともある。
鼻水やせきは比較的少ない。夏風邪の予防法について、秘訣は大きくわけて3つ、
まずエアコンの使いすぎなどによる乾燥を防ぐことだ。
部屋が乾燥すると鼻やのどの粘膜が乾き、ウイルスの侵入を防ぐ力が落ちる。
エアコンの加湿機能を活用するなど、室内の湿度を一定に保つ必要がある。
第2に、免疫力を高める工夫が求められる。ビタミンCをはじめとする
栄養素を普段からしっかりとっておくことが不可欠。
規則正しい生活を心がけ、睡眠を十分にとることも重要だ。
炎天下で無理をして活動すると体力を消耗し、免疫力の低下にもつながるので
できるだけ避けた方がよい。
第3に、ウイルスに接触しないこと。夏風邪の感染源の90%はウイルスといわれる。
冬の風邪同様に手洗い、うがいを励行するほか、ペットボトル飲料の回し飲みも禁物だ。
予防に注意を払ったにも関わらず、夏風邪をひいてしまうこともある。
その場合の対処法について、布団や服装を寒くない程度に調整することが重要と指摘する。
冬の風邪では体を温める必要があるが、夏は体を温めすぎると脱水症状を起こす危険もある。
適温の部屋で安静にしているのが一番だ。くしゃみやせきがひどい場合を除き、
室内の温度を保てば無理にマスクをしなくてもよい。

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