クリニックからのお知らせ

■防ごう夏風邪?
2〜3日安静にしていても回復しない場合は、無理をせず掛かり付けの医師に相談すべきだ。
夏風邪が重症化し、急性咽頭炎やへんとう炎、副鼻腔炎、気管支炎などを発症している
可能性がある。細菌感染の風邪であれば抗生物質で治療する必要もあるあるので
「たかが夏風邪」と思わず、適切なタイミングで病院へ行こう。
特に抵抗力が弱い子どもがかかりやすい種類の風邪もある。
夏休みは図書館やプールなどウイルスに触れやすい場所に行くことが多く、
注意が必要だ。子どもがかかりやすい風邪の代表例がプール熱。
正式には咽頭粘膜炎と呼び、5歳以下が患者の6割を占める。高熱が一週間程度続き、のどが痛くなる。
プールで感染することが多く、感染力が強いため、数日間は学校を休む必要がある。
ヘルパンギーナと呼ばれる、夏のような湿気が多い時期にはやる風邪もある。
4歳以下の子供がかかりやすく、高熱や口内炎が特徴。
食事をするのもつらくなるが、1週間程度、安静にしていれば症状は治まる。
手足口病も子どもに多い。微熱や食欲不振などの症状が出た後、
2日程度たつと手足に赤い水泡が出る。
大人でもぜんそくなどの呼吸器疾患や糖尿病、心疾患といった基礎疾患を持つ人は、
特に夏風邪に注意する必要がある。
風邪をひくだけで基礎疾患が悪化し、血糖値が上がったり、肺炎を起こしたりする危険もあるためだ
この場合も早めに掛かり付け医師に相談したり、常備の治療薬を多めに使ったりするなどして重症化を
防ぐ必要がある。特に高齢者には基礎疾患を持つ人が多い。
若者に比べてせきやたんなどの自覚症状が乏しいこともある。
基礎疾患を持つ高齢者には家族や近所の人が気をつけ、声をかける必要がありそうだ。
高齢者は夏風邪から脱水症状を起こすことも多く、風邪で体力を消耗しやすい。
節電の夏でも健康は大事。空調も使い、体調管理すべきだろう。
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