クリニックからのお知らせ

■捻挫や打撲?
氷水利用が一番

適切な冷やし方も頭に入れておきたい。
「氷水で冷やすのが一番いい」氷から水に変わるときに周囲から奪う熱(融解熱)によって
患部が効率よく冷えるからだ。冷やす時間のメドは20分程度とされているが、
冷たさで感覚がマヒしてきた時点でいったん止めて、熱感が戻ってきたら再開するといい。
氷水がない時は、水道水などの流水で冷やすのが次善の策。保冷剤など0度以下のものは、
凍傷の危険があるため薦められない。コールドスプレーの使い方も注意が必要だ。
ケガをしたときに体の表面を冷却して一時的に和らげる効果はあるが、
患部の奥まで冷やそうと吹きつけ続けると凍傷になりかねない。応急処置用と割り切った方がよさそうだ。
冷湿布と温湿布の使い分けに迷う人も多い。温感タイプは温かさを感じるトウガラシ成分のカプサイシンなど、
冷感タイプは冷たさを感じるメントールなどが配合されている点が違うだけだ。
消炎鎮痛剤で痛みを和らげている点は同じで、張って気持ちがいい方を選んでいい。ただ、冷湿布には
アイシングほどの冷却作用はなく、温湿布にも患部を大きくあるわけではない点は注意しておきたい。

*目の疲労は冷温繰り返す
パソコンを使った長時間勤務などで目が疲れたときは
温めるのと冷やすのを数分おきに繰り返すのが効果的、サウナと水風呂に交互に入るのと同じ原理で、
血管の拡張と収縮を通じて血管循環を活発にして栄養を供給し、血液中の老廃物、疲労物質を取り去る。
ただ、目が炎症を起こしている場合は温めると悪化させるため、冷やし続けた方がいい。
目が渇く「ドライアイ」の症状を訴える人の約6割が目の疲れを感じ、
眼精疲労の患者の約6割がドライアイの原因であるパソコン、
エアコン、コンタクトレンズ、ストレスとの付き合い方も見直したい。
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