クリニックからのお知らせ

■★授乳期に母親が薬を飲むと★

母親がくすりをのむと、その成分は血液から母乳へと入り、赤ちゃんにも
影響を与えることがあります。母乳には、栄養分だけでなく、病原菌を殺す
さまざまな抗体が含まれています。赤ちゃんは、その母乳を飲むことで、
病気から守る力を自然に取り入れているのです。母親がくすりをのむと、
くすりの種類にもよりますが、のんだくすりの成分の一部が母乳に入ります。
くすりの作用が強く出る傾向があるので、注意する必要があります。
よく使われる解熱薬、鎮痛薬、睡眠薬などのくすりの成分には、母乳に入りやすい
ものがたくさんあります。それらの成分が、ほとんどのかぜ薬に含まれている
ということを考えれば、かぜ薬といえども安易な判断で使用することが、赤ちゃん
にとって危険なことになりかねません。授乳中の母親が病気にかかり、病院で
くすりをもらう場合、母乳で赤ちゃんを育てようとしている母親には、このまま続けて
母乳にしたいということを、医師に相談してみることです。けれども、母体の治療を
優先する場合、どうしてもそのくすりを使わざるえないこともあります。
赤ちゃんへのくすりの影響を考えると、無理をしないで、医師の指示にしたがうことが
大切です。

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