クリニックからのお知らせ

■★小児肺炎★

成人肺炎に比べて小児肺炎の死亡率は高くないが、小児肺炎は先進国の日本に
おいても有病率の高い疾患である。年齢により小児肺炎の原因微生物や抗菌薬の薬物動態
が大きく異なるため、最適な治療法を選択することは容易ではない。また、小児科領域に
おいても容易ではない。また、小児科領域においても年々薬剤耐性菌が増加しており、
原因菌に対する各種抗菌薬の薬剤感受性をリアルタイムに把握する必要がある。
小児肺炎の原因微生物は、乳幼児期には、ウイルスと細菌(肺炎球菌やインフルエンザ菌
など)が主流であるが、学童期になると肺炎マイコプラズマが主流となる。

・診断
発熱、咳嗽、チアノーゼ、多呼吸などの症状があり、胸部聴診上は断続性副雑音を聴取し、
胸部X線写真で新たな浸潤影を認めれば肺炎と診断する。

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