クリニックからのお知らせ

■★糖尿病の合併症や認知症との関係★
血糖値が高い状態が続くと、全身の血管が傷つけられ、さまざまな合併症を
引き起こします。細い血管を傷つけられたことによって起こる糖尿病網膜症、
糖尿病腎症、糖尿病神経障害といった三大合併症です。糖尿病網膜症は進行
すると失明することがあり、QOL(生活の質)を大きく低下させます。
また、腎臓は血液をろ過して尿をつくる臓器で、糖尿病腎症になって腎臓が
働かなくなると血液中の老廃物を排出できなくなるため血液透析が必要になり
ます。糖尿病神経障害では、手足のしびれや立ちくらみなどの症状が出ます。
血流が悪くなるため、傷が治りにくく、足に細菌が入ると潰瘍や壊疽を起こし
やすくなります。糖尿病を放置すると動脈硬化が進みやすく、心筋梗塞や脳梗塞
で命を落とす危険も高まります。さらに、糖尿病の人は免疫力が低下するため
感染症にかかりやすいばかりか重病化しやすくなります。近年、注目されて
いるのが、糖尿病と認知症の関連です。なぜ糖尿病が認知機能を低下させるのかは
わかっていませんが、血糖値の乱高下が脳の細胞や血管に悪影響を与えると考え
られています。
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