クリニックからのお知らせ

■★インフルエンザについて★
インフルエンザは毎年、冬季に流行を繰り返し、人口の5~10%が罹患する。変異ウィルスが出現する
大規模な流行では、さらに多数の患者が発生している。死亡の大多数は高齢者が占め、小児では
インフルエンザが冬季の重要な入院の原因となる。インフルエンザウイルスには接触感染も飛沫感染もあるが、
大規模な流行では飛沫核感染(空気感染)の関与が大きいと考えられる。インフルエンザは潜伏期が短く、
24~48時間前後である。成人では、突然の高熱から始まり、咽頭痛、頭痛、関節痛、倦怠感など全身症状が
強い、2~3日で解熱し、その頃から鼻漏、咳嗽など呼吸器症状が目立ってくる。完全な回復には1~2週間を
要する。高齢者や、心臓、肺には基礎疾患を有するハイリスク患者では、細菌性肺炎を合併することが多く、
入院や死亡の重大な原因となる。成人ではA香港型インフルエンザが臨床的に重く、H1N1/09感染では、
健康成人でも重症のウイルス肺炎を併発することがある。

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