クリニックからのお知らせ

■ ★急性細菌性前立腺炎★

前立腺の急性の細菌感染症で、起炎菌は大腸菌が最も多く薬剤耐性菌は少ない。
38℃以上の発熱と排尿痛、残尿感、頻尿といった膀胱刺激症状があるが、急性単純性
腎盂炎でみられるような腎部の叩打痛はない。前立腺の腫張が強い時には尿閉となることがある。
多くは膀胱炎を伴い、中間尿の定量培養で起炎菌が分離・同定される。起炎菌が同定される以前の
empiric therapy としては大腸菌に抗菌力のある薬剤、すなわちセフェム系薬あるいはキノロン系薬
が一般的である。
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