クリニックからのお知らせ

■★誤嚥性肺炎★
感染経路は大きく2つの経路が考えられる。鼻腔、咽頭、歯周を含む上気道の定着菌を誤嚥して
発症する経路と、下気道持続感染菌で感染症を発症して無い菌が誤嚥を契機に気道閉塞
などの機序を介して肺炎を発症する場合がある。基本的には内因性肺炎であり。自身が
保有する細菌によって肺炎を発症する。肺炎は全死亡原因の第3位であるが、その多くは
高齢者であり、高齢者人口の増加がそのまま肺炎死亡の増加につながっている。
国内の入院肺炎についての調査では、市中肺炎の6割、院内肺炎の9割近くが誤嚥性肺炎で
あると考えられる。肺炎の診断も必須であり、胸部X線での肺炎像と末梢血での炎所見を
確認する。高齢者の誤嚥性肺炎であっても、末梢血の白血球数は増加しており、明らかな
増加を認めなければ、非定型肺炎を鑑別する必要がある。
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