クリニックからのお知らせ

■ ★メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)★

メチシリン耐性黄色ブドウ球菌は多剤耐性を示す黄色ブドウ球菌である。
MRSAは入院患者から主に分離される従来の院内感染型MRSAに加えて、一般の
健常者から分離される市中感染症型MRSAも注目を集めている。MRSAの感染経路は
接触感染である。患者及び汚染箇所から他の患者にMRSAが伝播する状況としては、
患者間の直接接触も考えられるが、実際には医療従事者、院内環境、各種医療器材
などを介した間接的な伝播の頻度が高いと考えられる。MRSAは主に感染抵抗性が
激弱した入院患者に各種臓器の感染症を起こす。疾患の種類は多岐にわたり、
さまざまな感染症を起こし得る。MRSA感染症の診断の基本は、検体の培養による
本菌の分離である。最近では保菌者をより早期の段階で検知するために、入院時に
鼻腔ぬぐいなどを培養してMRSAの有無をスクリーニングする方法が持ちいられている。
アクティブ・サーべラインスと呼ばれている。
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