クリニックからのお知らせ

■★化膿性骨髄炎★
細菌感染によるが、感染経路は①血行性感染、②外傷・手術後の骨髄炎のように細菌が
直接侵入する直接感染の2経路に大別される。診断は、臨床所見、血液検査での炎症所見、
画像所見による、単純X線像上の骨萎縮像、破壊画像、骨膜反応などの急性骨髄炎の初期
変化が出現するまで10日以上かかるとされている。臨床所見、血液検査での炎症所見と
併せればMRIは早期診断に有用である。
抗菌薬の選択としては細菌培養の結果が出る前に行うempiric therapy(経験的治療)および細菌培養の結果を見て行う
definitive therapy (最適治療)における抗菌薬の選択となる。
・手術
膿瘍や血行が途絶した腐骨を形成した場合は、抗菌薬の投与や排膿のみで治癒することは困難で、
病巣掻爬術が必要となる。
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