クリニックからのお知らせ

■夏バテ解消
夏バテの主な症状は全身の倦怠感や食欲不振の他、思考能力の低下、下痢、便秘などがあげられる。
頭痛や発熱、目まいを伴うこともある。原因として考えられるのが、自律神経系のバランス
が崩れることだ。暑い日が続くと、人間の体はたまった熱を逃がすために、
自律神経系の一種である交感神経系と副交感神経系の働きを強めたり弱めたりしながら、
汗をかいたり血管を広げたりする。
冷房がなかった時代は猛暑による体力低下などの症状が多かったが、
冷房が普及した現在では、室内外の気温・湿度の急激な変化で自律神経系のバランスが崩れ、
夏バテになることが多い、自律神経系の働きに関わる様々な臓器に悪影響が出る。
また夏バテで食欲がなくなったり、下痢や便秘などの症状が出たりもする。
夏バテを防ぐにはどうすればいいのか。まず、就寝、起床の時間を一定に保ち、
体をしっかりやすめることだ。夏場の暑さで寝つけずに睡眠時間が不規則になる人も多いが、
午後11時から午前3時の間は睡眠時間にあてたい。脳の神経細胞が休む深い眠りが起きやすいからだ。
この時間帯に合わせて寝れば体調の悪化を防ぎやすい。さらに、就寝の1時間前ほどに入浴を済ませ、
その後は適度に体を冷ましておけば寝付きやすくなる。
就寝中に冷房を付けっぱなしにすると夏風邪や下痢の原因となる。
寝る前に寝室をセ氏27〜28度の冷房で冷やしておいたり、
タイマー機能で1〜2時間後に切れるような設定したうえで寝たりするといい。
日本の夏は湿度が高いので、冷房を除湿運転するだけでも不快感はかなり和らぐ。
昼間に冷房を使うときも、外気温との温度差を5〜6度に抑えるといい。
職場など大人数がいる場所で自由な温度調節が難しい場合は、
ひざ掛けやカーディガンなどで温度を調節するといい。1日の大半を室内で過ごす人は、
早朝など比較的涼しい時間帯にウオーキングなどの軽い運動を毎日30分程度しておくと、
適度な疲労感が出て寝付きやすくなる。
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