クリニックからのお知らせ

■★急性腎盂腎炎★
急性腎盂腎炎の診断の基準は、自他覚症状・所見、尿検査所見、尿培養所見の三者である。
細菌による尿路感染症は非特異的炎症であり、単純性、複雑性ともに膿尿と細菌尿とを呈する。
急性単純性腎盂腎炎は、主として大腸菌の上行性感染による非特異的炎症である。本症の
発症の前に排尿痛・頻尿・尿混濁・下腹部の不快感などの膀胱炎発症が先行することがある。
膀胱炎の段階では発熱を伴わない。急性腎盂腎炎では発熱、患側の腰痛、側腹部あるいは
腰肋三角痛に加えて、悪心・嘔吐などの消化器症状を伴うことも少なくない、これら症状の出現は
急激であるが、適切な抗菌薬治療により症状の改善も速やかである。
Topページに戻る