クリニックからのお知らせ

■胃のもたれや痛みが続く機能性ディスペプシア?
機能性ディスペプシアとは、検査をしても、腫瘍やがんなどの異常が見つからないのに
、胃のもたれや痛みなど、不快な症状が続く病気のことです。
この病名は数年前から使われだした、比較的新しいもので、
かつては神経性胃炎、慢性胃炎などと呼ばれていました。
食事をすると、食べ物は口から入って食道を通り、胃へ運ばれます。
健康な人の場合、胃の上の部分が膨らんで、食物をため、その後、
食べ物と胃液が混ざり合い、胃の中央から下の部分を中心に蠕動運動が起こり、
消化されて、ドロドロの状態になったものが、順次、十二指腸へと送り出されます。
しかし、機能性ディスペプシアになると、このメカニズムがスムーズに
行われなくなり、以下ののようなことが起こります。

*胃が広がらない

食べ物が入っても胃の上の部分が広がらず、すぐにおなかがいっぱいと
感じてしまい、食べられなくなります。

*食べ物を送り出せない

蠕動運動が弱くなって、十二指腸に食べ物を送りにくくなり、
胃の中に長く食べ物が残って、胃もたれになります。

*胃や十二指腸の知覚過敏

胃液や運ばれてきた食べ物などに対し、
胃や十二指腸が過敏に反応しやすくなります。
機能性ディスペプシアの原因は、まだよくわかっていませんが、
精神的なストレスや疲労なども胃の機能に影響を与え、
症状を引き起こすと考えられています。
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