クリニックからのお知らせ

■ ★高血圧の新基準★

日本高血圧学会が、2019年4月、「高血圧治療ガイドライン」を5年ぶりに改定し、
血圧値の分類が変わりました。新ガイドラインでは、医療機関で測る「診察室血圧」
120/80mmHg未満、自宅で測る「家庭血圧」115/75mmHg未満が、「正常血圧」と位置づけられ
ました。それより高い「正常高値血圧」、「高値血圧」は、高血圧になる一歩手前の高血圧
予備軍であり、正常血圧になるように生活習慣を改善する必要があります。これまでの国内外の
研究の結果、高血圧になる一歩手前の予備軍でも、「正常血圧」の人より、脳卒中や心臓病などの
脳心血管病の死亡リスクが上がることがわかっています。「高値血圧」の人は、まずは生活習慣の
改善を行い、1ヶ月経っても血圧が下がらなければ、リスクや年齢、臓器合併症に応じて降圧薬に
よる治療を行うかどうかを検討します。
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