クリニックからのお知らせ

■ ★胃食道逆流症★
胃食道逆流症は、自覚症状と内視鏡所見から3つに分けられます。1つは、
胃酸が逆流しているにもかかわらず食道粘膜に異常が無く、自覚症状のみがある
タイプで、これを非びらん性胃食道逆流症(NERD)といいます。
あとの2つは食道炎の所見が認められる逆流性食道炎(びらん性胃食道逆流症)
で、これはさらに、自覚症状があるタイプとないタイプに分かれます。
胃食道逆流症は欧米に比べて日本では少ないといわれてきましたが、近年、
患者さんの数が急増しています。その背景には、食の欧米化により消化するのに
胃酸がたくさん必要な高脂肪・高たんぱくの食事が多くなったこと、ピロリ菌
感染者が減って胃酸が十分に出る元気な胃をもつ人が増えたこと、病気の認知度が
上がったことなどが考えられます。現在は成人の10~20%くらいがこの病気で
あると推測されています。
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