クリニックからのお知らせ

■秋の花粉症対策
秋の花粉症の原因となるのが、ブタクサやヨモギ、
カナムグラなどの雑草類やイネ科の植物。
雑草類は8月中旬から10月末にかけて、イネ科の植物は3月中旬から
10月末にかけて、花粉を飛散するが、近年は猛暑の影響で飛散するが、
近年は猛暑の影響で飛散の始まりと終わりの時期がそれぞれ半月ほど後に
ずれ込むことが多い。
原因となる植物の分布には地域差がある。例えば北海道にはブタクサやカナムグラは
少ないが、ブタクサが多く分布する関東では、花粉が12月まで飛散し続けることもある。

*症状は2タイプ

春の花粉症と同様、花粉が鼻、口などの粘膜に吸着するとアレルギー反応が
起き、くしゃみや鼻づまりが起こる。ただスギの花粉症に比べて花粉症の飛散量がはるかに
少ないため、症状は比較的軽い場合が多く、目のかゆみも出ることが少ない。
ただ症状の強さには個人差があり、強い人は鼻づまりだけでなく、
ぜんそくの症状が出ることもあり、注意が必要だ。
秋の花粉症の症状は2タイプに分かれる。くしゃみ、鼻水が多いタイプでは
抗ヒスタミン剤を治療に使う。鼻づまりが多いタイプではロイコトリエン拮抗剤を服用する。
症状が長引く場合は市販薬に頼るより、医師から新しい薬を処方してもらうといい。
秋の花粉症の原因となる植物は線路沿いや河川敷、住宅地近くの空き地などに生えてる。
スギなどに比べて植物の背が低いため、道路がアスファルトで舗装され、
花粉が比較的遠くまで飛ぶ都市部でも花粉の飛ぶ範囲は数?以内に限られる。
そのため、ブタクサなどが生えている場所に近寄らなければ、症状はある程度抑えられる。
原因となる植物がある場合は、散歩や通勤の経路を変えてみることをお勧めする。

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