クリニックからのお知らせ

■秋の花粉症対策?
秋の花粉症は認知度が低いうえ、季節の変わり目に発症することもあり、
風邪と勘違いしている人も多い。ただ、ウイルスや細菌に感染して起こる風邪の鼻水は粘り気があるが、
花粉症の鼻水はサラサラとしていることが多く、症状を見分けるポイントとなる。
また、秋は夏の間に繁殖したダニの死骸などハウスダストが増えやすい季節。
ハウスダストによるアレルギーと花粉症の見分けが付きにくい場合もある。
花粉症の疑いが出たら、病院で検査してもらうのもいい。
花粉でアレルギー症状が出ると、血中にIgEと呼ばれる花粉に対する抗体が増える。
このIgEの濃度や種類を調べれば、どの植物の花粉症にかかっているか特定できる。
スギ花粉の場合、症状が強く出る人は花粉の飛散が本格化する前の1月下旬から
治療薬を飲み始め、症状を抑える人が多い。
秋の花粉症は症状が弱いため、症状が出始めてから薬を飲めばいい。

*疲労をためずに

室内で過ごすときには窓を閉めて花粉の侵入を防いだり、
部屋を掃除して花粉を取り除いたりするのも有効。
外出から帰宅した際には衣服を払い、花粉を落としてから家に入るといい。
また、アレルギー反応の強弱にはその時々の体調が影響するため、
睡眠を十分にとって疲労をためないようにすることも重要だ。
仕事などでたまったストレスも適切に発散させた方がいい。
秋の花粉症は年齢や性別に関係なく発症するため、子供でも注意が必要。
日本人の4人に1人が悩まされている春の花粉症に比べ、
秋の花粉症は患者数が少なく、症状も軽い場合が多い。
とはいえ、くしゃみや鼻水の症状が続けば仕事や勉強の能率が下がり、
快適な生活がおくれなくなる。
ブタクサなど原因となる植物に近づかないことで発症を賢く防ぎ、
もし発症しても処方薬で素早く治療することが秋の花粉症対策の基本だ。

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