クリニックからのお知らせ

■★A群溶血性レンサ球菌★
本菌は主として化膿性疾患を惹起する。なかでも学童においては、咽頭痛・発熱・咽頭発赤を
主訴とする咽頭・偏桃炎が多い。また、伝染性膿痂疹の原因となることもある。成人には、
蜂窩織炎、壊死性筋膜炎、化膿性関節炎、蜂巣炎等の化膿性疾患に加え、敗血症や劇症型
レンサ球菌感染症等の侵襲性感染症をひきおこすこともある。
・検査法
咽頭・偏等炎の診断用には、迅速検査キットが発売され、普及してきている。
現時点では予防に有効なワクチンはない。これらの菌による感染症治療の第一選択は、
β-ラクタム系、特にペニシリン薬である。ペニシリン系薬にアレルギーを持つ患者には
セフェム系、あるいはマクロライド系やニューキノロン系薬が使用される。
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