クリニックからのお知らせ

■ ★食事による栄養摂取が困難な場合の対策は★

食事からでは栄養摂取が困難な場合の栄養療法として、経口的栄養補助(ONS)の
活用があげられます。一般の食事に100~200kcalほどのONSを追加して経口摂取
することで、COVID-19などのウイルス感染症による低栄養の抑制ならびに感染症
予防にも効果があるとされています。なお、このような栄養療法は、特に高齢者に
対しては感染症発症後の入院早期(24~48時間以内)に開始するべきであり、
長期の絶食を放置すると免疫力の低下や様々な合併症を誘発し、日常生活動作能力
(ADL)の低下をきたすため注意が必要です。また、経口摂取が困難な場合には経管
による経腸栄養が勧められ、経腸栄養が不可であれば経静脈栄養の実施が選択されます。
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