クリニックからのお知らせ

■ラドン温泉、ホルモン分泌増

ラドンは不活性ガスのため血液に取り込まれ、体全体に運ばれます。脂質性のため内分泌腺、神経線維などに蓄積しやすい
ことがわかっています。ラドンの半減期は物理的には3.8日ですが、体内に入ると代謝などで排せつされるため約25分と短くなります。
ラドン療法は、研究結果として、痛みや呼吸、消化機能などを改善する効果もわかっています。
例えば、ベータエンドルフィンというモルヒネに似た鎮痛作用を持つホルモンの分泌量は、ラドンを浴びる前に比べて、
2〜4週間で2倍あまりに増えます。統計的に有意に差が出ます。治療前に比べて過酸化脂質の量が減ることもわかってきました。
これらは温熱効果を差し引いても現れます。海外でも、ラドン療法の効果に関する研究は進み始めています。
オーストラリアのバドガスタインの施設ではもっと
被曝線量が高く合計4〜5ミリシーベルトとなりますが、健康被害は報告されていません。

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