クリニックからのお知らせ

■歯周病?
通常、菌が侵入しても体の防御反応で無菌化できる。
ただ、歯周病は次から次へと絶え間なく侵入してくる。
口の中で歯茎の腫れや骨の分解を引き起こした化合物は、
血液に乗って全身をめぐって、糖尿病や動脈硬化など生活習慣病の進行に関わる。
世界各国の疫学調査によると、重症な歯周病によって狭心症や心筋梗塞
といった疾患のリスクは2倍、がん発症リスクも2倍になる。
歯周病菌の対策は口の中を健康に保つことに尽きる。
当たり前のことだがまずは毎日の歯磨き。ちゃんと毎食後に磨いていると
主張する人の中にも時間をかけているだけでプラークが取れていない人も多い

*定期的に歯科医へ

磨き方なら1日1回、歯磨き粉を使わずに水だけでも十分だ。
食後にノンシュガーのガムをかみ口の中の汚れを洗い流す作用のある
唾液の分泌を促すのもプラーク対策になる。
毎日きちんと歯を磨くのは歯周病予防の大前提。
それでも自力で汚れを完全に取りきるのは限界がある。
磨き残したプラークが硬くなった歯石や、深くなった歯周ポケットの汚れは
歯科医院の専門家の助けを借りて定期的に取っていくしかない。
きちんと歯磨きができている人なら半年に一度程度、歯周病が進行気味の人は、
2,3ヵ月に1度程度のチェックを進めている。歯医者通いは苦手な人が多く、
本当は治療が必要な人のうち実際に通院している人は20〜30%程度とされる。
歯周病の場合はもっと前の予防から取り組む必要があるため、
何も自覚症状がない時から定期的に診てもらうのが理想的だ。
歯と全身の健康を考えて、通院の習慣を確立する必要がある。
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