クリニックからのお知らせ

■骨折しない丈夫な骨の作り方
年をとると、骨折をきっかけにして寝たきりになる危険性が高まります。
転倒予防にはスクワットや片足立ちなどが有効ですが、基礎となる丈夫な骨つくりも大切です。
骨を丈夫にするポイントは、

?バランスのとれた食事
?適切な運動
?正しい生活習慣。

骨は体を支え、内臓を守るだけでなく、筋肉や神経、内臓が働くのに必要なカルシウムの貯蔵庫にも使われる。
血液中のカルシウムが少なくなると骨から溶け出し、血液中のカルシウムが多くなると骨に蓄えられる。
骨は常に壊されては作られるサイクルを繰り返している。
数日間体を動かさずに安静にしているだけで、骨からどんどん溶け出していく。逆に運動で骨に刺激を与えると、
カルシウムは骨にとどまりやすくなる。ウオーキングで、腰や太ももの骨の量が増えたという研究もある。
ウオーキングは、1日30分が目安。運動が激しすぎると、逆に軟骨を傷めるおそれがあるので注意が必要だ。
骨はよく鉄筋コンクリートに例えられる。骨の主成分のリン酸カルシウムが、硬いコンクリート。たんぱく質の一種の
コラーゲンが、しなやかさを生む鉄筋の役割だ。この両方で硬くてしなやかな骨が作られる。
ほかにも骨つくりには、ビタミンDやビタミンK、マグネシウム、微量元素も欠かせない。
カルシウムをとるには、乳製品、魚、豆腐やひじきなどがオススメだ。
インスタント食品やハムなどの加工食品、清涼飲料水などからリンや塩分をとりすぎるとカルシウムの吸収を防ぎ、
尿からの排出を増やしてしまう。ビタミンや微量元素について伝統的な日本食を食べていれば、不足することはほとんどない。
たばこやコーヒーの取り過ぎもカルシウム不足を招く要因となります。
たばこはできれば禁煙、コーヒーは1日2杯までにとどめるのが理想。
アルコールも飲み過ぎは要注意。極端で偏ったダイエットも問題だ。
体重が軽い人ほど骨密度が低くなる傾向があるという。
またサプリだけで必要な栄養素をすべて補うのは難しい。
足りている栄養分を取りすぎると、どんな副作用があるか分からない、
食事の中でバランスよくとるのが一番です。
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