クリニックからのお知らせ

■急に強い尿意が起こる過活動膀胱?
健康な人では、膀胱にある程度尿がたまると尿意が生じ、
膀胱にたまる尿が多くなるにつれて、だんだん強くなります。
そして、多くなるにつれて、だんだん強くなります。
そして、多くの尿がたまったところでトイレに行くと、
脳から排尿の指示が出されて膀胱が収縮し、尿が出ます。
しかし、過活動膀胱になると、膀胱にそれほど尿がたまっていないのに膀胱が収縮し、
がまんできないほどの尿意が起こってしまいます。
なかには、がまんできずに失禁してしまう場合もあります。
主な症状として、次のようなものがあります。

*急にがまんできないほどの強い尿意が起こり、トイレに行く途中で漏れてしまいそうになる(漏れてしまう)
*たくさん水分をとっているわけではなく、1回に排尿する量も少ないのに、頻繁にトイレに行きたくなる(1日に8回以上)
*寝ている間に、排尿のために2回以上起きる。
*冷たい水に触れたり、水音を聞くとトイレに行きたくなる。過活動膀胱は女性にも起こります。

脳血管障害や椎間板ヘルニアなどの疾患によって起こるケースや、
加齢が原因で起こるケース、特に原因がないのに発症する特発性のケースなどがあります。
男性に多いのは、前立腺肥大症が原因となるケースです。
前立腺肥大症によって尿が出にくくなっていると、膀胱の神経
が過敏になって、異常を起こしやすいのです。
このように前立腺肥大症と過活動膀胱を合併している場合、
前立腺肥大症の治療から始めます。中心となるのは、
αブロッカーなどの薬物療法です。日常生活の工夫で、症状の悪化を防ぐことができます。
特に血行がわるくなると、前立腺に影響を及ぼし、
症状がが悪化しやすくなります。血行をよくする生活を心がけましょう。
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