クリニックからのお知らせ

■<インフルエンザウイルス>
【豆知識】
昨年流行したインフルエンザは新型のインフルエンザ(H1N1)ですが、
毎冬流行するA型(H1N1 亜型のAソ連(ロシア)型、H3N2亜型のA香港型)
やB型インフルエンザのことを「季節性インフルエンザ」と呼びます。
しかし、一般的な医療現場ではA型インフルエンザとB型インフルエンザの区別しかできません。
昨年あれほど、新型インフルエンザと大騒ぎになりましたが、病状悪化や死亡率なども
これまでのA型、B型のインフルエンザとは変わりませんので現在は、
通常のA型あるいはB型のインフルエンザとして医療現場でも対応しています。

【症状】
1〜4日間の潜伏期間を経て、発熱(38℃以上の高熱)、咳、咽頭痛、鼻汁・鼻閉等の急性呼吸器症状、
頭痛、全身倦怠感、筋肉痛・関節痛などが出現します。


<インフルエンザワクチン>

毎年、WHOの専門委員会が、流行しそうな「ウィルス株」を予測します。
今シーズンの季節性インフルエンザワクチンはA/H3N2香港型・A/H1N(新型)・B型の3価混合ワクチンですので、新型インフルエンザや従来の季節性インフルエンザにも効果があると言われています。
インフルエンザワクチンは、年齢によって異なりますが70〜80%発症を予防すると言われています。
しかし、発症予防よりもインフルエンザ脳症や肺炎などの重病化を防ぐことが主な目的となっており、
WHOや厚労省でもインフルエンザワクチンの摂取が推奨されています。


<インフルエンザ予防>

【ワクチン接種】
インフルエンザワクチンは効果が得られるまで2〜4週間と言われていますので流行前に接種しましょう。
※卵アレルギーのある方やワクチン接種で具合が悪くなった方は、医師にご相談ください。

【手洗いやうがい、マスク着用】
インフルエンザウィルスが手やのどに付くのを防ぎます。
また、手についたウイルスが鼻を擦るなどして感染するといわれていますので、マスクを着用するだけでなく手洗いも大切です。

【加湿】
インフルエンザウィルスは湿度を嫌います。室内では、湿度が保てるように気をつけましょう。

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