クリニックからのお知らせ

■手洗い名人を目指そう
感染予防に欠かせない正しい手洗いの方法、洗い残しのない方法や
注意すべき点など様々なノウハウがある。
ドアノブ、台ふきん、エレベーターのボタン、列車のつり革……。
身の回りにはバイ菌がいっぱい。こまめな手洗いでこうした雑菌の感染を防げる
とはいえ、すべての人が正しい手洗い法を知っているわけではない。
本人は手を洗ったつもりでも洗い残しがあり、きちんと除菌できてない場合が多い。
特に、子どもなどに正しい手洗い法を徹底させるのは難しい。
洗い残しが多いのは指の間や指先、手の甲、手首、親指など。
髪や体を洗もうのは1日1回、洗顔は朝晩の1日2回、歯磨きは食後の1日3回。
あまり神経質になるのも困るが、手は体のなかでも最も様々なモノに触っているので、
気づいたときにこまめに手洗いした方がいい。手洗いをする際の注意点は何か?
乾いたタオルで毎回、水気を拭き取り、きちんと乾かすことが大切。
手を拭くタオルがぬれたままだとバイ菌が広がる恐れがある。
これではせっかく手洗いしても逆効果。だから、タオルはこまめに交換しておく必要がある。
手をハンカチやタオルで拭かずに、ぬれたまま自然乾燥させている人も目に付く。
だが、かえってバイ菌が付着しやすくなるので注意が必要だ。
水道がない場所では消毒スプレーや除菌シートで拭くのも有効。
消毒スプレーは適量を手のひらに出し、手洗いと同じように両手をこすりあわせて
手の隅々までなじませてから乾かすと、うまく除菌できるという。
バイ菌は自力では空気中を飛び回ることができずに、人の手を触媒して広がる。
一方、バイ菌よりも小さいウイルスは空気中を飛び回ることができるが、
例えば、風邪の場合、空気感染だけでなく、くしゃみをしたり、
鼻をかんだりしたときに手を介して広がってしまう接触感染も多い。
いずれにしても手洗いを敢行することは、様々な病気の予防につながる。
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