クリニックからのお知らせ

■せきぜんそくに注意?
せきぜんそくの患者が増えている。
せきが2カ月以上も長引く場合は、この病気の疑いがあり、
治療しないとそのうちの約3割がぜんそくに進む。
アレルギーとの関連が指摘されているが、季節の変わり目などに引いた
風邪がきっかけになることも多く、注意したい。
この病気の症状は2カ月以上も長引くせきである。
ぜんそく特有の「ゼイゼイ」「ヒューヒュー」という異常な呼吸音はなく、
せきだけが続くので単に長引いていると思ってしまいがちです。
しかしそれは、ぜんそくと健康な状態の中間のような状態で、気管支は炎症で
通常より少し狭くなっている。そのまま放っておけば、
せきぜんそくの患者のうち約3割はぜんそくに移行するといわれる。
風邪などウイルス性の感染症が原因で起こるせきの多くは3週間以内で治まる。
症状も少しずつ良くなるのが一般的だ。逆に悪化した場合は要注意
2か月ほどせきが続いた患者の約半数はせきぜんそくになっている。
患者の平均は40代だが、高齢者や若者でも発症する。
女性が圧倒的に多い。女性は自律神経やホルモンの
バランスの影響が出やすく、夜から朝方にかけて激しいせきが出る例もあるという。
せきぜんそくと診断がつく3〜4割は寝られないくらいひどい。
病気の原因は今のところはっきり分かっていない。ただ患者の中にはハウスダストや
ダニ、花粉、ペットの毛などの物質にアレルギー反応を起こす例が多い。
季節も関係しているようだ。患者が増えやすいのは、スギ花粉が飛び始める春や梅雨、
風邪をひきやすくなる冬など。季節の変わり目に風邪をひき、
せきが長引いてせきぜんそくになるケースが多い。
国内では正確な統計はまだないが、患者数は年々増えているようだ。
慢性的なせきに悩まされる患者の半数がこの病気だった。
ぜんそく患者は国内に約500万いるといわれ、
予備軍のせきぜんそくもかなりの数に上ると専門家はみている。
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