クリニックからのお知らせ

■せきぜんそく?
正確な診断にはまず問診。せきだけでたんはでないか、朝方や夜間にせきがでやすいか、
アレルギー性の病気を持っているかなどを確認する。
家族など周りの人にも同じ症状があるかを調べ、百日ぜきなど感染症とも区別する。
せきぜんそくは感染症ではないので、人にうつることはない。
エックス線やコンピューター断層撮影装置(CT)などによる胸の検査も重要。
肺炎や肺がんなどが隠れてるケースもあるからだ。
気道の収縮の仕方から患者か判断できる場合もあるという。
診断にはぜんそく治療に使われる気管支を広げる薬を投与する手法も有効だ。
この薬が効けば、せきぜんそくと絞り込める。
日本呼吸器学会のガイドラインでは、異常な呼吸音を伴わないせきが8週間以上続いたり、
気管支拡張薬効いたりした場合を簡易診断の基準としている。ただし自己判断は禁物。
せきが出る程度ならばかかりつけのクリニックでもよいが、それでも症状が
よくならずせきが続く場合は専門医を受診するのが確実だ。
治療法はぜんそくと同様に、口から吸い込む吸入ステロイド薬や気管支拡張薬などを使う。
1週間くらい服用するだけでせきが止まるケースもあるが、
「せきが止まっても完全に治ったわけではない」
気道の炎症は1〜2週間では治まらず、薬の服用を止めると再び悪化することになる。
何度も繰り返していると気道の収縮が進んで、悪化しやすくなる。
せきが止まっても、きちんと病院に通って治療を継続することが大切だ
治療は1〜2年続けてほしい。せきぜんそくを確実に予防するのは難しいが、
打つ手がまったくないえわけではない。ハウスダストやダニなど身の回りある
アレルギー原因物質を取り除くほか、感染症や風邪にならないよう
手洗いやうがいなどを敢行しよう。過度な運動で体調を整えることも意識してほしい。
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