クリニックからのお知らせ

■多発性硬化症 増える患者数?
治療は急性期に入った場合、ステロイド剤を点滴します。
これは「パルス療法」と呼ばれている。この方法で症状が改善しない場合は、
血液を循環させて病気の原因を取り除く治療法を選択する。
しかし治療で症状が治まったからといって安心していられないのが、
この病気のやっかいなところ。人によって頻度は異なるが、
年1,2回のペースで再発するケースが多い。
再発をなるべく抑えるためには「インターフェロンβ」と呼ぶ注射を打つのが
一般的です。ただ注射なので患者に一定の負担があり、発熱や関節が痛むこともある。
そこで、年内に発売が予定されている飲み薬「フィンゴリモド塩酸塩」への
期待が高まっています。1日1回の服用で済むため負担軽減が見込めるうえ、
患者の選択肢も広がる。残念ながらインターフェロンβもフィンゴリモド塩酸塩も
再発をある程度抑えることはできても、完全に治すのは難しい。
病気の悪化や再発を防ぐには栄養バランスの取れた食事、
ストレスをなるべくためない、適度な運動をするなど日ごろから
規則正しい生活を心がけてください。
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