クリニックからのお知らせ

■★サプリ依存にご用心★ ?
健康食品は健康にどんな悪影響を及ぼすのだろうか。
多いのは胃腸障害とアレルギー。
下痢や腹痛、赤く皮膚が腫れる発疹、体のかゆみなどで、
製造工程で亜鉛などの重金属が混じる場合がある。
植物エキスの中には肝臓で代謝されると、有害物質になるものもあり、
海外製品では心臓に負担を強いるものもある。
薬品との飲み合わせにも注意すべきものは多い。
かつて、βカロテンの摂取ががん発症を促すとの研究報告が海外であり、
大きな議論を巻き起こした。
緑黄色野菜の抗酸化作用につながると期待しても、
その中のβカロテンだけをサプリの形でとることは勧められない。
サプリに不摂生を帳消しにするだけの力はないと考えてほしい。

サプリ・健康食品の注意点としては、

1)買う前に
本当に必要かどうか考える。通常の食事がバランス良くとれていれば栄養が不足することは無い
栄養機能食品は特定保健用食品と異なり、個別製品の審査はなく、製造者の自己認証食品であり
栄養機能表示ができないものを宣伝していることも。

2)選ぶときに
成分名、所有量、問合せ先の確認を。例えば「○○抽出物」と書かれていても、
どれぐらいの量の○○から、どんな抽出法で、何を抽出したかが書かれてないこともある。
また海外からの輸入品や土産品などに注意を。ダイエット食品で死亡事故の例もある。

3)使うときに
錠剤、カプセル状でも薬とは違うので治癒が遅れたり、症状悪化もありうる。
天然・自然の言葉が入っていても安全とは限らない。アレルギーが起きる人もいる。
薬と併用しない、いくつもの製品を同時にとらない。
たくさんとればいいというものではない。良い実感が得られないときはおもいっきってやめてみる。
普段からメモをとり、体調に異常が生じたら中止する。
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