クリニックからのお知らせ

■★関節リウマチ、薬物療法が柱★
女性に多い骨の病気に関節リウマチがある。
関節が炎症を起こして骨が破裂される。
関節などが腫れ、そこから激しい痛みが襲う。
適切な治療をしないままにしておくと、関節が変形する。
自己免疫疾患のひとつで、原因がはっきりしていない。
国内では推定70万〜100万人が悩んでいるが、医師に診てもらっていない
「潜在患者」はもっと多いともいわれている。
男女比は1対4で圧倒的に女性に多い。
主に30歳代から50歳代に発症するといわれる。
最初に痛くなった関節は、やはり手指や手首という回答が多かったという。
現在、関節リウマチを根治させる治療法はないといってよい。
このため、寛解にまでもっていくのが治療目標になる。
2010年「リウマチ白書」でも「寛解した」が4.3%、
「良くなった」が26.8%だった。05年の同じ調査では
「寛解した」が2.1%、「良くなった」が19.5%だったから、
かなり治療効果があがっているようだ。
10年あたりから関節リウマチ治療に関して「T2T」ということがよくいわれる。
T2Tは(Treat to Target、目標達成に向けた治療)の略で、
「炎症を取り除くことが、治療ゴールを達成するために最も重要である」
など、症状の寛解を主目標にして治療しようというものだ。
11年には米国リウマチ学会と欧州リウマチ学会が共同で寛解の基準をまとめた。
関節リウマチの治療には薬物療法や手術、リハビリテーションなどがある。
なかでも柱になるのが薬物療法で、1999年からメトトレキサート(MTX)
が標準薬として最もよく使われている。
また、2003年からバイオ技術を利用した生物学製剤が登場、
寛解の効果が向上した。
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