クリニックからのお知らせ

■★変わる温泉入浴の禁忌★
温泉は疲れをいやすだけでなく、療養と湯治の場でもある。
とはいえ、入り方によっては体調を悪化させてしまうこともある。
医学的に避けるべき人や、効果的で体にやさしい利用法をがある。
温泉に行くと、脱衣所などに成分分析と一緒に禁忌症や入浴・飲用の
注意が掲示してある。温泉法によるものだ。
ただ、今の禁忌などの表示は、医学的根拠が明確でないものがある。
温泉法の禁句は、服薬してはいけない対象を示す薬事法の禁忌と違う。
あまり入って欲しくないという視点も入っています。
どんな人は、入浴を避けた方がいいのか。
硫黄泉と酸性泉、皮膚粘膜の敏感な人は皮膚炎を起こしやすいので
避けた方がいい。しかし、医学的根拠が見当たらなかった禁忌も多い。
妊娠した女性や悪性腫瘍の人も入浴を避けた方がいいとされてきた。
これも、入浴の刺激によって早産のリスクが高まるといった
医学的根拠は見つからなかった。
温泉での健康増進は、環境の変化や入浴での物理的な刺激で
起こる生体反応を利用したもの。体が反応を受け入れる予備力が必要。
入浴するかどうか判断をする際に注意すべき点は、
病名より、病状の悪化や体調だという。
二酸化炭素泉は、血管が開くために動脈硬化の人にいいといわれるが、
各温泉で一般的に効果が期待できるのは、筋肉や関節の慢性の痛みや
ストレス症状、胃のもたれ、冷え症、疲労回復なと。病名ではない。
温泉で病気を治すことはない。症状軽減や体力をつけることが温泉利用の主目的です。
日本人は成分にこだわるが、温熱効果が一番大きい。
Topページに戻る