クリニックからのお知らせ

■★ノロウィルス★ ?
インフルエンザと並んで冬に流行する感染症がノロウィルス。
感染力が強く、少量のウィルスが体内に入るだけで嘔吐や下痢など
を引き起こす。感染者が調理した物を食べたり、
患者が吐いた物を処理したりして人から人へ感染が広がるケースが多い。
手洗いの徹底など他の感染症と共通する対策が予防のポイントです。
ノロウィルスは感染症の胃腸炎を引き起こし、食中毒の原因にもなる。
ウィルスが付着したカキなどの二枚貝を、
生や十分に加熱しないまま食べると感染する。
しかし、近年は人から人にうつるケースが目立っている
原因を推定したところ、吐いたものを介して人から人にうつったのが最多だった。
カキが原因と考えられるのは年間数件。取扱業者の対策も進んでいるという。
むしろ近年はカキ以外の商品のほうが目立つ。
調理人が感染に気がつかないまま食材に触り、
ウイルスが付着した料理を食べたためとみられる。
ウイルスが付いた物を触るなどをしてうつることから、
幼児や高齢者などが大人数で一緒に過ごす施設での
集団感染が少なくない。ノロウイルスなどが原因で感染性胃腸炎が
集団発生した施設数は2010年で74.内訳は保育所・幼稚園が
40と最も多く、次いで社会福祉施設の17だった。感染予防の知識を持つ
医師や看護師が勧める医療機関も8カ所あった。
ノロウイルスに感染するのは、免疫力が弱い乳幼児や高齢者だけではない。
健康な若者でも条件がそろえば集団感染する。
このウイルスは10〜100個でも体内に入れば発症する。
インフルエンザと同様にあらゆる年齢で感染の危険性がある患者が増え始めるのは
例年11月ごろ。12〜1月にかけてピークを迎え、その後は徐々に減っていく。
夏は比較的すくない。この傾向は全国共通だ。
通常は感染後1〜2日で吐き気や嘔吐、発熱、腹痛、下痢などの症状が出る。
これが1〜3日続いた後に回復する。
ウイルスが原因で命を落とすことはめったにないが、
吐いた物がのどに詰まる窒息や脱水症状などには気をつけたい。
Topページに戻る