クリニックからのお知らせ

■★薬は正しく使おう★ ?
回復や量以外にタイミングが重要なのが内服薬。「食前」「食前前」「食事中」「食後」「食間」と、
食事に合わせてなんとなくいわれるまま飲むことが多いが、きちんとその意味を知っておくと
飲み間違いを防ぐことができる。朝起きてすぐ水道水で薬を飲み、
その後30分は立ち姿勢を保って、朝食は1時間後。
病気は患っている人には厳しい指示だが、中にはこんな薬も実在する。
体に微量しか吸収されない有効成分を少しでも届かせるため、成分を吸着する
ミネラルウォーターはだめで、胃まですとんと落ちるように上体は起こすのだ。
それぞれの薬の飲み方には意味がある。
例えば「食後」。数回定期的に飲むのを忘れないための目安なら、
食生活が不規則な人は飲む時間を決めた方がいい場合もある。
糖尿病の薬のように、食事の影響を緩和するために食後に必ず飲む物や、
空腹では吸収の度合いが変わって効果と副作用が変化してしまうものもある。
食事がとれないときの対応など気になることは、薬剤師らに遠慮なく聞いてほしい

お薬手帳 一人一冊ずつ
正しい使い方を改めて教わる機会は少ないが、薬が入っていた袋や
説明書を捨てずに保存しておき、
何かおかしいと思った時にすぐ確認できるようにしておくことが誤用防止になる。
取り違いを防ぐために薬や説明書の保存の際には、家族1人ずつ
個別の入れ物を使うことも大事だ。
今回の震災でも威力を発揮したのが「お薬手帳」だ。常用薬の名前を
1冊にまとめておけば医師や薬剤師がよくない組み合わせを
処方してしまうことを避けられ、万が一薬をなくしてしまっても補充できる。
年とともに薬の数が増えるのはある程度、しかたがない。
日々でもできる小さな工夫も取り入れて、きちんと薬と上手に付き合っていこう。

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