クリニックからのお知らせ

■★薬は正しく使おう★
胃腸薬や頭痛薬から目薬、ハンドクリームまで、誰もが日々、
何かと薬の世話になっている。効果を最大限に引き出すには、
正しく使用することが大切だ。薬の使い方をマスターしておこう。
秋、冬と空気が乾燥してくると、ハンドクリームが手放せない人が増えるが、
塗っているのに効かない人も多い。多くの人はそもそも使う量が足りていなかった。
特に保湿クリームは予防の意味もあり、たっぷり使うことが鉄則だという。
一般に人差し指の先から第1関節までをたっぷり取った分が量の目安だ。
両手にまんべんなく塗り、症状がひどい所は重ね付けすることが大切だ。
ハンドクリームに限らず、塗る薬はべたつきを嫌がって少なめに使いがち。
軟こうは人さし指の先から第1関節まで出した量が手のひら2つ分の広さに相当する。
気になるべたつきはティッシュ1枚を乗せて余分な油分を吸い取ったり、
寝る前に薬を塗って綿の手袋や靴下で覆うなどの工夫をしよう。
少なめに使う人が多い薬があれば、多めになりがちな薬もある。
代表的なのが目薬だ。差したら目からあふれてしまったので
もう1滴差すという人は結構多い。でも本当は1滴で十分。
もともとあふれるように設計されている、むしろちゃんと入った薬が目の
表面とどまるように、差した後は目頭を押さえて2〜3分間、目を閉じることが大事だ。
目頭から鼻への管を通って薬が流れてしまうのを抑えて、目の表面に薬が行き渡りやすくなる。
回数を増やせば早く治るのではないかと勘違いして、必要以上に小まめに目薬を使う人もいるが、
多用は副作用につながることもある。目が乾燥するドライアイを気にして、
1時間に1回目薬を指している人をみかけるが、こうした人は見直してほしい
多すぎる目薬は本来、目の表面を保護してくれる涙をかき回してしまい、
かえって目が乾いてしまう。また、目薬に入っている防腐剤などで表面が気つくこともある。

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