クリニックからのお知らせ

■★糖尿病防ぐ食事療法★ ?
またよくかんで食べると、インスリンの分泌量を抑えるのにつながります。
健康な男性9人に、1個100グラムのおにぎりを満腹になるまで食べてもらう実験があり、
メトロノームに合わせて一口50回かんで食べる場合と、いつも通りにかむ場合とで
食後の血糖値とインスリンの分泌量を比べると、食後の血糖値の変化は、
2つの食べ方に違いはなかったが、インスリン分泌量はメトロノームに合わせて食べた方が少なくなった。
一口50回かむことで、食事時間が平均35分と通常より15分以上伸び、食事量も
平均528グラムと165グラム減った。早く満腹感を得られ、糖の総摂取量が減った効果が出た。
回数を数えながらの食事は味気ない。よくかんで食べるための
実行しやすいものを習慣付ければいい。インスリンを作る膵臓のベータ細胞は、
急激な分泌を繰り返す食生活によって機能が衰え、年齢とともに分泌量も減る。
糖尿病の発症を抑えるには血糖値を管理してベータ細胞の働きを維持する必要がある。
これまではカロリー摂取量に注目した食事制限が中心だったが、
それだけでは効果が限定的との見方が専門家の間では増えている。
食べ方の重要性は重みを増しているが、まだ客観的に評価できる根拠あるデータが少ない。
継続的な調査と研究が望まれる。
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