クリニックからのお知らせ

■★粗食はヘルシーと限らず★
低栄養になるには、食が細くてやせた人だけだと思っていませんか?
実は、太っている人も油断できないそうなのです。
それも、健康志向の強い人に目立つのだとか。「隠れ低栄養」
見た目が太っているからといって、栄養がたりているとは限りません。
摂取カロリーは過剰なのに、栄養バランスが悪いため、低栄養になる人も多い
栄養が偏るには、食や健康に無頓着な人だけではない。
中高年の場合は、むしろ逆のタイプが多いそうだ。
低栄養の人は、脂肪やコレステロールを気にしすぎて、肉や卵を敬遠する傾向が強い
肉や卵は、必須アミノ酸を効率よくとれる良質なたんぱく質を豊富に含んでいる。
たんぱく質は、骨や筋肉、内臓などの体の元だ。
血中のアルブミンというたんぱく質の量は、低栄養の指標として使われている。
これが不足すると、感染症や脳卒中リスクも高まるそうだ。
低栄養を防ぐには、動物性たんぱく質を十分にとること、健康長寿にもつながります。
低栄養だと代謝が落ちてやせにくい体になる。低栄養が肥満の一因にもなっている
圧倒的に多くみられるのが、粗食の過食だという。
健康によいと信じる物を大量に食べる。和食を心がけ間食もしないのに、なぜか太る。
ごはんやおひたしなど何にでもゴマをどっさりかけていたり、
ほかにも毎食前に豆腐を一丁食べていた人、おかずが青魚ばかりの人。
一方で、朝や昼は、おにぎりや麺類といった炭水化物だけで済ませがち。
いわゆる粗食は、低カロリーでヘルシーだと思い込んでいる。ゴマは油の塊だし、
豆腐一丁は豚の赤身200グラムと同じくらいのカロリーがある。
どんな食材でも適量を守る。それがバランスです。
毎食タンパク源を2種類とることが大切です。
量の目安は、赤身肉なら50グラム、魚一切れ、卵1個、豆腐四分の一丁など。
減量できるだけでなく、疲れやすい、冷え症、肌荒れ、といった不調にも改善がみられる。
中高年は、生活習慣病だけでなく、低栄養にも要注意です。多様な食品から栄養をとるのが理想ですが、
完璧さを目指さず、市販の惣菜なども上手に利用してください。
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